
2015年が終わろうとしています。
年が明けると高校3年生は、
1月16日17日がセンター試験、
翌週から2月初めにかけて、怒涛の私立入試ラッシュ、
2月25日に国立大学試験の前期試験です。
長引く場合には、3月も試験が続きます。
*****
そんな受験期を前に、2015年卒、現在法政大学でパイロットになる勉強をしている諒先輩の受験の様子を記したいと思います。
彼の小さい頃からの夢は「パイロットになること」。
でも、難しそうだし、本当にできるかわからないし・・・
自分がおかれている環境から、なんとなく「薬剤師になるもの」、と思い込んでいました。
今年の1月、高3受験生の諒。
私立大学受験に向け、教室で一人で入試科目を解く(試験時間通りに、時間配分を考えて解く)、それから先生の解説を受ける、という最終段階にきていました。
諒が教室に来ると、そこにいたのは、いるはずのない五島先生!
そこで、五島先生からこのような言葉を言われました。
「甘ったれるんじゃない。
人に言われて、甘ったれた環境の中でぬくぬくしているだけで、自分で何もやっていない。
そんな風にあなたは一生過ごすの?」
1時間後、何も知らないMASAMI先生が約束通り教室に来ると、諒の様子がおかしい。
数学の試験を解いているはずが、顔が紅潮していて、涙を流しながら鉛筆を動かしているのです。
「・・・五島先生がいた。
五島先生に本当のことを言われた。
本当のことだから、何も言い返せない・・・悔しい、でも本当のことだった。」
ここから、諒の顔が変わりました。
意識を取り戻したように試験に向かい、最後に受けた薬学部の合格を手にしました。
そして、センターで出願していた法政大学航空科の1次試験の合格通知を受け取ったのです。
2次試験まで1週間。
五島先生が、受験に向けてプログラムを考えます。
「航空シミュレーションが試験であるって書いてあるから、ゲームセンターに行って、ひたすら航空機のゲームをやること。あとは、先生が地図をかくから、その地図をもとに、目的地まで自転車で行ってそこで写真を撮って先生にすぐに送りなさい。」
これを受けて、諒も行動します。
「自転車で、帰り道にブックオフに寄ってみたら、安く飛行機操縦のゲームが売ってたんで、買ってきました。ひたすらやります!」
*****
そして大学一年の夏、教室に報告に来てくれました。
「先生、この前佐野の上空を、青樹会の上を飛びましたよ!」
諒先輩は今、夢のパイロットになるため、毎日を忙しく過ごしています。
(写真は先輩が送ってくれた飛行訓練の様子です。)



スポンサーサイト