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大きな地震が起きてから一か月。

電車も動き、学校も始まり、何事もなかったかのように、日常が始まりました。


青樹会では地震の後、独自の取り組みをし、そして世界に向けて、英語でこのようなメッセージを発信しました。

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3月24日

世界中で心配してくれているお友達みんなに

日本の悲惨な状況を心配し、毎日世界中からメールが届きます。日本のことを思い、祈ってくださる皆さんの優しさに感動しています。

日本では誰もこれほど壊滅的な天災が襲うなんて夢にも思っていませんでした。今でも信じられない思いです。佐野市は原子力発電所に近いので、野菜、水、ミルクなどが放射能に汚染されました。スーパーでも水やミルクの棚は空っぽになっています。こんな状況で、「でも私たちは人間として恥ずかしくない生き方をしたい」と私は考えました。

私は佐野という小さな町で英語と数学を教えています。災害の被害は少ないのですが、毎日停電があり、電車は運休。灯油やガソリンも供給がストップし、誰もが不安な毎日です。

このため、学校はお休みになっています。授業がない、部活もない、生徒たちは一日中何もすることがなくなりました。学生にとって最も良くない状況だ、と思いました。大人は仕事があるので何とかなります。学生はただ暇で、ただダラダラ家で過ごすだけの毎日です。「テレビを見て、ゲームやって、寝て、飯食って、テレビ見て・・・」それでよいのでしょうか?大人として、そして教育者として私は自分の生徒たちに立ち上がり、戦ってほしいと思いました。

「放射能に汚染されようと、ガソリンがなかろうと、学校が休みであろうと、学生は、若者は生きる力に満ちているはずです。ダラダラしている時ではありません。命を、家族を、家を、故郷そのものを失った方たちがたくさんいるのです。恥を知りなさい。車がなければ自転車に乗りなさい。自分の足で歩きなさい。勉強しましょう、いつもどおりに。電気がつかなければお日様があるではありませんか。ろうそくをつければ本も読めるでしょう。私は教室でいつものように、あなたたちを待ちます。」

私は生徒たちにこのように呼びかけました。生徒たちはこれに見事にこたえてくれました。一番遠い子は、20kmもの道を自転車で勉強しに来てくれたのです。教室はいつものように、でも、いつもよりもっと真剣な生徒の顔が並びました。状況に負けない自分を発見した誇りで、どの顔も輝いています。生徒たちは困難に自分の力でチャレンジすることを学んだのです。

世界各地の私のお友達にお願いします。この学生たちに励ましのメールを送っていただけますか。この子たちにとって海外からの初めてのメールになります。どんなにわくわくすることでしょう。

英語の勉強と同時に、世界の人々の心に触れることも学ぶでしょう。
どうぞ、協力をお願いします!

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そしてこれに応えて、130通を超すメールが毎日 届いています。

次が 世界中のお友達へ宛てた、お礼の手紙です。


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4月10日

お友だちみんなに

 私たちの平穏な日々が崩れ去ったこと、私たちがどのように災害に向き合ったかをご報告してから、もう二週間が経ってしまいました。私たちのささやかな報告に想像もできなかった、たくさんの、たくさんの励ましがインターネットの波に運ばれて教室に飛んできました。皆さんの心のこもった暖かい励ましには、どんな感謝の言葉もふさわしくないように思えます。本当にありがとうございます。たくさんのメールの中に、これからも私たちの心を支え、生きることの核となるような英知に満ちた言葉がありました。中でも、David博士の “Resilience”は、人としてどのように生きるべきかを、生徒たちの心に深く刻み込む強い力をもち、忘れられない言葉となりました。これは、「打ちのめされ、心が砕けるような過酷な状況におかれながら、常に平常心を保ち、揺らぐことのない心の力」「重い病気になろうとも、全ての望みが消えようとも、運命に押しつぶされようとも、必ず立ち上がるしなやかな強い心」という言葉です。
 世界中の優しい心のお友達の皆さん、私たちは今も放射能の危険にさらされています。でも、私たちは “Resilience”をもち、お友達の支えがあることを胸に、前を向いて進んでゆきます。

少しの間、さようなら、そしてありがとう。

たくさんの感謝を込めて

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4月15日世界からの手紙 下野新聞 です。

 
青樹会からの英語の手紙が、友達の友達の友達を通じて、スウェーデンのパトリック先生に届きました。そして、パトリック先生は、私達の「日本からの手紙」を教材としてとりあげてくださったのです。

生徒一人ひとりから英語の励ましメールが届いています。

スウェーデンの中学生たち、Youtubeや新聞、テレビの報道を通して、津波や地震について学び、特に原発問題に関して、話し合いをしています。

生徒の一人が、

We talked about Tsunami and nuclear plant problems in the class, but I don't think we discussed enough.
(津波や原発の問題について授業で話し合ったけど、まだまだ話し合いが足りないと思う。)

と書いた手紙を送ってくれました。

これにはとても考えさせられます。

当事者である私達日本人は、学校が始まりほっとしていますが、スウェーデンやオーストラリアの生徒たちのように、このことを取り上げ、真剣に「話し合い」をしているでしょうか?

チェルノブイリを経験したギリシャの友人の体験、チェルノブイリの隣国、ルーマニアの弁護士の「ルーマニアへ避難しなさい」との優しいオファーなどを通して、生徒たちはもう一度、国際的な意識に触れ、日々学んでいます。

(MASAMI)

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2011.04.16 Sat l ニュース l コメント (1) トラックバック (0) l top

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2013.11.25 Mon l . l 編集

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