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今日は近くの高校に通う高3のCindyちゃんの紹介です。Cindyちゃんは、アートと英語の生徒です。

mayu
繭が
キオビエダシャク
美しい蛾へと変身します。

この作品発表で、女子美のファッション・テキスタイル学科のAO入試にこの夏合格しました。

作品のコンセプト
「日本の文化の特徴として私が誇りに思うのは自然と人間の関わりの深さです。日本を代表し、海外でも人気のある俳句は季語が読み込まれます。季語は自然界のあらゆるものを捉えています。古典文学や絵画にも自然現象や植物、生き物の優れた描写があります。私が好きなのは「堤中納言物語」の「虫愛づる姫君」と若冲の「菜蟲譜」です。どんな小さな命にも優しい眼を向け、人と自然が平等に共存する世界は海外にも誇れるものだと思います。今回の課題では蛾をテーマにしました。蛾という字は虫と我が組み合わさっています。我=自分は虫と同じ命であることを表現したかったのです。蛾は外側がとても地味で目立たないけれど内側に豊かな色彩とパターンを持っています。それも日本の伝統の一つだと考えます。形は三宅一生が一枚の布を纏う、日本的発想でデザインしたことに感動し、虫・人・共存を一枚の布で表現してみたいと考えて造りました。」

Cindyちゃんは、誰もが認める昆虫博士です。昆虫や小動物のことなら知らないことがないほど。その興味・関心の深さと観察眼に、誰もが一目置く存在です。

ある日の授業中、青樹会の教室に蛾が入ってきました。
生徒たちは皆大騒ぎ 
「ギャー」 「気持ち悪い」 「やだー」
そんな時、五島先生はいつも言います。 
「どうして何の害も与えない、こんなに小さい相手に対して意地悪をするの?」
すると、みんな、少し考えるのです。
そういう小さな出来事を、Cindyちゃんは大きな印象とともに覚えています。

2012年の夏には、青樹会で昆虫教室を開きました。Cindyちゃんは青樹会の裏庭でクワガタを発見したことを、つい昨日のことのように話してくれます。

キオビエダシャクの作品の黒い部分は、生地をすべて手縫いしています。最後の最後まで、徹夜で縫い続けました。当日の試験の面接では、教授と准教授の試験官が席を立ち、Cindyちゃんの作品を手に取って質問攻めになるほど好評だったようです。

Cindyちゃんにこの蛾のことをきくと、いろいろ教えてくれます。
「キオビエダシャクは本当は悪い蛾ではないんです。でもインターネットで調べると真っ先に「駆除」が出てきてしまうんですね。それはある時期、鹿児島のほうで大量発生してしまってそれ以来悪者扱いされているんです。キオビエダシャクが食べる葉っぱやなんかに毒に当たる成分が入っていることから、鳥も毛嫌いしているんですね。これはシャクトリムシの一種で、でも成虫になるととてもきれいなんです。青みを帯びていて・・・」

試験の合格は勝ち取ったけれど、これからの半年で、美大に入る準備をしていきたいというCindyちゃん。青樹会では、「これから大学で生かせる英語力」を目指して、プログラムを組み、英語とアートの力を磨いていくつもりです。

Cindyちゃん、おめでとう!!


※ Cindyちゃんという名前は青樹会内で通じる本当の名前です。英語の授業で、CindyとEmiの会話の問題が出てきたときに、彼女がCindyちゃん役でした。「あら、ぴったりね。」という五島先生の言葉以来、彼女は青樹会ではCindyちゃんなのです。五島先生は、名づけの名人ですからね。
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2014.09.15 Mon l ニュース l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

No title
先生方、ご無沙汰しております。 
cindyさん、女子美術大学の合格、おめでとうございます。
一昨年の夏に行った昆虫教室の事を、今でも話していただけているという事を聞き、大変嬉しく思います。 

たまたま記事を拝見したので、コメントさせて頂きました..
2014.09.17 Wed l NAKAMURA. URL l 編集

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