FC2ブログ
今日はガラス作家、川辺雅規先輩をご紹介します。
kawanabe3
(佐野での個展にて 先輩の過去の記事はこちら

川辺雅規先輩は佐野高校出身です。青樹会には、中学2年の時から高校3年間、卒業後1年間(1986年~1991年)通っていました。

高校時代の先輩はひたすらバレーボールに明け暮れていたそうです。県では準優勝し、県の優秀選手にも選ばれたほどの腕前の選手でした。佐高卒業後日大の体育学科に入りますが自主退学、その後明星大学の生活芸術学科に進学します。進学した明星大学に、たまたまガラスコースがあったのが先輩とガラスとの出会いです。

「ガラスの授業の時、図書室でガラスの作品集(ルネラリック)を見た時に、それまでのガラスに対する固定観念(ガラスなんてコップやら板ガラスだけだと思っていた)を大きく覆されて、同時にひどく衝撃を受けました。ガラスという素材の持つ可能性をかんじて、その瞬間に「ガラスだ!!!」ってなりました。」


先輩は大学在学中から山梨の山野宏氏の工房でほぼ住み込みで仕事を手伝い、大学卒業後もガラス製作を続ける決意をします。そして先輩はインターナショナルな作家さんでもあるのです。オーストラリアの工房で「Cocoon」を制作、日本の公募展で大賞となり、オーストラリアのコンペでもファイナリストに選ばれます。そしてその作品は、最終的にコレクターの方の手に渡ります。
cocoon

そんなオーストラリアで「遊びを覚えてしまった」という先輩。サーフィンにマウンテンバイクに・・・。
「働いていた工房の作家さんに誘われるがままにマウンテンバイクを購入し、サーフボードを購入し、徐々にはまっていきました。向こうの人は、余暇の楽しみ方がすごくうまくて、時間の使い方も上手。人生仕事ばかりでなく、楽しむことも大切だと、それまでの価値観が大きく変わりました。」


*****
最後に、インタビューに答えてもらいました。
ガラスの面白さは何ですか?
「ガラスはだれもが身近に感じている素材ながら、作品となるとまだまだ一般的でない素材。他の素材と比べ、まだまだ歴史が浅いし、世界も狭い。逆に、だからこそ可能性に満ちた素材であるし、世界で活躍するチャンスの多い素材でもあると思います。」

ガラス製作をしていく上で大変なことはありますか?
「やはり、日本は陶器の文化だし、アートに対して消極的。
欧米だとコレクターが存在するし、一般の人でもアート作品を普通に家に飾る習慣がある。
ガラスに限った事では無いけど、日本ではアート作品の需要があまり無いし、特にガラスのアート作品に関してはまだまだ認知すらされていなところが多い。日本でガラスの作品を売っていくとなると、コップなどの器物が中心。作りたいもの作って、それが売れれば一番よいのだけど、なかなか思うように行かないのが現状。なので、一番大変なのは作品を売る事。つまりは生活していくことです!!!!!」

高校生、後輩たちにメッセージをお願いします。
「夢を持った方が良い、とは言うけど、実はそうは思わない。
夢が大きければ大きいほど、辛い思いや苦労が多くなるかもしれないし、夢など持たずに、毎日を楽しく過ごせるのであれば、それはそれで良いのかな、なんて思ったりもしてしまう。
要は自分自身納得いく生き方をしているかどうかだと最近は思います。
ただ、もし夢を持つのであれば、それなりの覚悟を持って臨んでほしいし、夢を持つからには絶対にかなえるつもりで最後までやりきってほしい。」




*****
お忙しい中、川辺先輩ありがとうございました。
夢を持つことは大切です。
でも、それを現実に生きていく覚悟と逞しさと努力が必要なのですよね。

またお会いできるのを楽しみにしています!
スポンサーサイト



2013.09.20 Fri l 卒業生(アートコース出身)の活躍 l コメント (0) トラックバック (0) l top