今日は慶野たく実先輩(田沼高校卒)をご紹介します。
たく実先輩は、
田中陽子先輩 と同世代グループです。
この世代の先輩たちも、多方面で活躍されています。
先日3人で教室に立ち寄ってくださいましたが、先輩たちが青樹会で勉強していた時は、まだこの建物がない時だったそうです。中学2年生の頃から教室に通っていたそうですが、青樹会での思い出を教えてくれました。
「とにかく青樹会ではいろんなことをさせてくれて、羊毛から糸を紡ぎ毛糸にしたり、芋版で布にスタンプしていったりしました。五島先生にクロスカントリースキーにに連れていってもらったときは、冬の雪の森、山の中を歩きキラキラとして綺麗だった事を思い出します。
私がいた頃は、青樹会展をやっていて、先輩方の作品をみた時は衝撃でした。
五島先生とのエピソードで忘れられないのは、デッサンの教室に毛虫が現れたときに、毛虫を「かわいいじゃない」と言い、腕にのせていた事です。これは衝撃でしたよ!」
(・・・このエピソード、多くの卒業生が、うんうん、わかる!と頷いていると思います 笑)
さて、2013年の年末には個展が立て続けに4つ入っていたという、個展の展示をご紹介します。







さて、こんなに素敵なガラス作品を作るたく実先輩ですが、学生時代にやってみたいと思って進学したのは、多摩芸術学園の「映画科」でした。美大に行きたいとは考えていたものの、実際に何をやりたいのか自分でもハッキリしておらず、映画をとってみたい、と思ったのだそうです。
先輩の言葉です。
「とにかく高校時代、テレビが大好きでした。アニメや映画。演劇。音楽。そんな中、鈴木清順の映画をみたときに、こんな映画を自分で作れたらと思い映画を学べる学校を選びました。実際に学んでから、映画を作る上でいろいろな役割があり、自分の世界を皆に伝え、わかってもらう事の難しさを知りました。それでも、撮影し編集し音をつける作業は楽しかったものです。」
このときの卒業制作の人形アニメーションが
PFFで撮影賞を受賞します。
卒業後はすぐには就職せず、フリーターでアルバイトを転々とし、その後、映像制作会社に就職し、テレビや映像用のイラスト等を制作しました。
その時先輩がデザインした、仕事の写真です。

医療系の説明用

地方の天気予報

地図
そして30代で、クラフトフェアでガラスと出会い 教室に通い作家を目指します。
現在は会社をやめ、フリーランスで仕事をしながらガラス制作をしています。
今年の個展の予定は下記のとおりです
2/7~2/14 コトリ花店さんにて 「すみれの花の砂糖漬け」 参加
3/1 カフェラグラスさんにて ジュディ マルシェ 参加
6月上旬 所沢 Cha-tu-chaさんにて(タイトル未定) 個展
6月中旬 大分 ta-naさんにて(タイトル未定) グループ展
素敵な美しいガラスです。見に行ってみてください。
たく実先輩、ありがとうございました。